2014年5月28日水曜日

堺市種目別団体戦 男子A 男子B 女子A

5月25日(日)

それぞれの会場にわかれて、堺市種目別団体戦が行われました。
この日は男子Aが伯太会場、男子Bが泉鳥取会場、女子Aが金岡公園での試合でした。
今年はそれぞれの会場に1人ずつ、伯太会場では2人、顧問が引率できるという恵まれた体制の中で試合に臨ませることができました。

女子会場に私(宮原)が引率したため、他会場のことはそれぞれ引率した顧問からの報告を聞いただけですが、各自素晴らしい試合ができたようです。

今回、私が1年間を共にした男子Aではなく女子の引率にまわったのは、
①女子はチームとして1年生しかいない状態で、まだまだ未熟な体制であること。
②1勝でもしておくことに意義があること。
③男子2、3年(下内・三田村・吉本)への信頼が厚いこと。
④2人、信頼できる顧問が会場に残ってくれること。
の4点が理由でした。
男子Aにも1年生をメンバー入りさせていたので見たかったですし、なにより2,3年の成長を見たい気持ちが本当に強かったのですが、それ以上に、彼ら(顧問も含めて)に任せて大丈夫だという信頼感のほうが大きかったので女子のチーム力を向上させることを優先しました。

まずは女子会場の様子から。
1回戦は三国ヶ丘Bチーム。オーダーは、ダブルス:森野・黒岩 シングルス1:山田 シングルス2:満田 です。
山田以外は今回が初めての団体戦、さらに初めての対外試合ということになります。相手は全員2年生、厳しい試合が予想されました。当日はありがたいことに1面進行で助かりました。まずはダブルス、2人は初心者の中でもメキメキ上達を見せた2人、そして副キャプテンペアです。しかし、案の定、緊張で最初はほぼ動けませんでした。何とか元気を出しながらも最後は負けてしまいました。負けた後、悔しい気持ちがあふれて涙を見せていましたが、この日は団体戦。すぐに涙をぬぐって応援に入ってもらいました。
シングルス1の山田は結果的に6-1で勝利。この日の山田は、初の「キャプテンとしての」団体戦ということ、黒岩・森野の必死のプレーを見たこと、が響いたのでしょうか。本当に良い試合をしました。普段は指導にまわることが多い彼女ですが、キャプテンとして、シングルス1の選手として、堂々とした戦いを見せてくれました。(思わず写真を撮るのを忘れてしまっていました・・・。)
1勝1敗でまわってきたシングルス2満田。彼女も軟式上がりとはいえ硬式は初心者。しかし部内では一番上達が早い選手です。彼女のフォアハンドはくせがなく、質の高いものです。そんな彼女も初めての試合ですので、もちろん緊張はしていました。顔もかたい感じで、相手は粘るタイプの選手ということもあり、ミスが重なりました。ただ満田の凄かったところは、フォアハンドをきっちり振り切っていたところです。初の試合で、しかも自分に勝敗がかかっている試合で振り切ることは容易ではないはずです。結果、競って競ってなんと6-4で勝ってしまいました。シングルス1の山田はボールパーソンをしてくれていたのですが、終わったあと驚きと嬉しさで泣いていました。
ともあれ、これが伯太史上初の女子団体戦勝利になりました。良かったのは、相手の三国Bの選手たちが、非常に礼儀正しかったこと。試合をしていて、一切嫌な面が見えませんでしたし、応援も本当に気持ちの良い応援のみしていました。勝利を目指す種目ですから、相手の嫌がるところを突く部分が強調されがちですし、私もそれに偏ってしまいがちですが、今日改めて「フェアプレー」の気持ちよさを三国の選手たちから教えられたような気がします。それを見せてくれたことへの感謝で三国の選手たちには顧問として頭が下がる思いです。ありがとうございました。

2回戦は泉陽Bチーム。オーダーは1回戦と同じです。
ダブルスは先ほどと違い、ラリーをしながら相手のミスを待って2-2までいくことができました。ここで3-2にもっていけそうだったのですが、経験の差でしょうか、2-3にされてしまいそのまま押し切られました。またまた大泣きしていましたが、次のシングルス1山田がそれをすぐに止めてくれるような試合をしてくれました。相手の選手はきっちり振り切って攻めてくる、自信を持った良い選手でした。山田がどういう試合をするのか楽しみにしていましたが、この試合は今まで見た中で最も良い試合でした。相手を揺さぶって、ボールを引き付けて、無理なくコースを選択してエースをとる。相手がつなげてきても、コートを立体的に使って最後は決める。文句のつけようのない試合をしてくれました。そしてまた1勝1敗でシングルス2の満田。相手はジュニアで少しやっていた選手。やはりこれも経験の差で押し切られました。相手は打つのを恐がってスライスばかり打っていたのですが、その対処方法を知らなかった満田は簡単にミスを連発しました。途中で取り方のコツを掴んでラリーに持ち込みましたが、時すでに遅し。伯太女子Aの団体はここで敗れました。

しかし、正直に私自身ここまでの試合が現時点でできるというような考えは少なかったので、負けたことへの悔やみよりも、これからの彼女たちの成長に対する楽しみのほうが大きくなった1日でした。



ベンチをしながら、ずっと気になっていたのが男子。男子Aが勝ったという情報、男子Bが競っているという情報、頑張ってる様子がどんどん入ってきていました。

男子Bは1回戦泉鳥取Aと。ダブルスの山下・稲谷は6-4で勝ち。互いの声掛けがきっちりできていたようです。シングルス1寺田は1-6ですが、ラリーが続く中で最後にとりきれなかったようです。シングルス2の畑は5-3リードからの5-7。悔やまれたことでしょう。とりきるむずかしさを男子Bは学んだはずです。しかし1年のこの時期で、ここまでの試合ができた彼らを今回は褒めておきたいと思っています。

一方、男子Aは1回戦、2回戦と順調に突破していました。ここ数か月で急激に成長している2,3年の3人と、1年で唯一メンバー入りした干場が機能していたということです。特にシングルス1に入った2年の吉本はアグレッシブに攻めるテニスで1,2回戦ともに1ゲーム以内に抑えたようです。シングルス2に安定の下内が入っているから安心してテニスができるということもあるかもしれません。真面目で実直な3年の存在は大きいですね。
残念ながら3回戦で負け、会場勝ち上がりはできませんでしたが、今回の団体戦はすべて通過点です。夏の総体個人戦、そして一番は公立団体戦と秋の団体で上位進出が目標。すべては公立近畿と秋季ベスト16の足かけにすぎません。

顧問も心を鬼にする部分を持ちながら、彼ら、彼女らを見守っていこうと思います!!
来週は女子Bチームが金岡公園で試合です。








1 件のコメント:

  1. チームになってきていますね!先が本当に楽しみです。7日、よろしくお願いします。

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